からすみ作り

2011-01-26

はせ参じたくなるような勇壮な大敷網も、人手頼みの漁であることと、魚が減ったのとですたれて、今は刺し網漁だ。ボラは見かけによらず利口者で、漁師をてこずらせる。海底の岩にある網をも見逃さず素早く方向を変え、するりと網をかわして逃げてしまう。網を入れ半時間待ち、2艘の小舟が1m余の網を手繰りながら、距離を縮める。小舟に網の小山ができる。透き通った水底から銀色のナイフのようなボラが、ほの白く光りながら上かってくる。ボラがドンドンと舟底を叩く音が、段々に賑やかになっていく。半日がかりで100匹前後。これでまずまず中くらいの漁だそうだ。港に帰るや、すぐに腹を裂いて真子を取り出し、塩漬けにしておく。塩がなれるころ、北風を待って、からすみ作りが始まる。このようにできた「からすみ」は絶品だ。お返しの品として、是非プレゼントしたいものだ。

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