一連のサイクルを構成する各要素について、より詳しくみてみたい。各市場において、どのような新規参入者があったか、これらの新規参大のスピード、形態は各市場でさまざまだが、それを規定しているのは三つの要素である。第一の要素は「規制」である。規制緩和が徐々に進められた市場、あるいは、もともと規制があまり存在しなかった市場では、新規参入のスピードはまちまちである。例えば、ドイツの保険市場については、規制緩和が現在の日本のビッグバンのような形で一挙に行われたこと、EU統合の期限があらかじめ切られていることで、新規参入が一時期に集中して行われたという特徴がある。新規参人のスピード、形態を決める第二の要素は、新規参人する側にとっての「市場の魅力」である。その市場に参入して自社の事業収支が成り立つかという観点からみて、魅力がある市場への新規参入が多くなっている。第三の要素は、「新規参入者の強み」である。参入者側か何を自分たちの強みとしてもっているかは、特に新規参入の形態に大きな影響を及ぼす。
[参考情報}
自動車保険市場ウェブサイト
http://auto.hokende.com/
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