ウルトラミニのとき

2011-04-21

ウルトラミニのときは絶対に下着を見せないという鉄則があり、下着が見えない座り方、階段の上り方もさんざん研究したものです。今は見せるための下着まで出ているのですから時代の違いを感じます。着たい服を着るために、食事を抜いて六キロ近く体重を落とすなんてこともしました。人のためのおしゃれではなく、自分が納得するためにしていたおしゃれなので、執念も半端ではありません。イメージのものがなければ作ってもらいましたし、オリジナルデザインでマントをあつらえたり、オレンジ色をした西陣の帯の生地でタキシードラインのスーツを作るなど、かなり独創的だったと思います。若い頃は勉強のために『モード・エ・モード』、イタリアの『ヴォーグ』、ハリウッドスターのたくさん出てくる『スクリーン』などを熟読していました。とくに『ヴォーグ』は、ページが擦り切れるくらい読み返したことを覚えています。これぐらいの年齢になったらこの服を着ようとか、この服装にはこれを組み合わせようと考えながら雑誌を読むことで、ファッションへの目は相当培われたと思います。