娘に小学校を受験させよう

2011-03-22

「中学ではなく、小学校で入れてしまおう」という案が浮上したのである。「小学校で入れてしまえば、あとは受験にわずらわされずに、娘も好きなことやおけいこごとに専念できるんじゃないかしら」と私。内心「そうすれば私も心おきなく仕事に打ち込めるし」と本音をもらしたいところだが、そこは黙っている。「子どもの小学校受験は、あくまで子どものため」という姿勢を、夫をはじめ関係者の前では貫かなくてはならない。「一年間だけの準備ですむんだったら、子どもと親の負担も軽くてすみそうだね」と夫。「幸い都内に住んでいるからここから二十分以内で通える私立や国立の小学校はいろいろあるわ」と私。「大学までの一貫校にずるずる行かせてしまうのはどうかと思うけれど、私立といってもいろいろありそうだから、よく選べばいいね。五歳の秋に一回しかないチャンスなんだから、やらせてみたら」と夫婦でいたってのんきな会話をかわしたあと、私たちはすっかり娘に小学校を受験させようという方向に気持ちが傾いた。

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