体に疲れはない

2010-11-18

スプーンをコンクリートで研磨してナイフを作り、ゴシゴシその肉を消化しやすいように小さく切る。このナイフがあらゆることに役立ち貴重品となる。野菜が食べたい。朝一度水浴するときにそこいらにある雑草を食べてみる。なかなか味も嗅もくせのない草がない。タイの研修生かある草をみつけた。それ以後その草を集め食事時に食べる。塩付けにもした。水浴の時、道の両側にあるまだ青いマンゴを監視の眼を盗んで取り、タオルの中にかくして部屋に持ち帰る。マレー人の甲板人はマンゴ取りの名人である。分けまえをもらいこれも例のナイフで薄く切って塩づけにする。しかし、全員が日に日に痩せてゆくが運動しないので体に疲れはない。刑務所の日課に馴れてしまうと、夜の眠りもよい。寝床に付けば次の朝が瞬間的にくるのがうれしい。