長崎のしっぽく料理

2011-01-11

特筆すべきことがいっぱいで……まずは、挟んである豚の角煮。その厚み!まったく太っ腹なボリュームです。そして、調理法。やからかく、臭みの少ないメスの豚だけを厳選し、丸1日も煮込んだ後、今度は2日かけて冷まし、味を馴染ませるのだそう。どうりで、とろけるような食感のはず。味がしみ込み、ゼラチン状になった脂身が口の中で噛むと抵抗なくほどけていきます。甘辛いタレとふっくらした皮の相性も抜群。思わず無口になってほおばってしまいそう。こんなにも存在感のある一品は、長崎の郷土料理にある東披肉(とんぽうろう)がルーツ。「時間をかけて作ったスローフードをファストフードのように手軽に食べてほしい」という思いから、16年前に生まれた名作です。

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