理念やスローガンは、どの企業(店)にも存在するが、問題はそれが現場にどのように理解・浸透しているかである。いかに立派な理念を掲げようとも、現場への浸透がなければ意味をなさない。UAで特出されるのは、掲げた理念の浸透に真正面から取り組み、研修や理念ミーティングなどを通して、その実践、強化に努めている点にある。ところがほとんどの企業(店)は、「理念を浸透させる理念」に欠けている。単なるタテマエ、お題目に終始しているのが現実ではないか。理念やスローガンは日常業務のなかで生かされてこそ、価値がある。数年前、CS(顧客満足)がブームになり、誰もがCSを叫び、高らかに“CS宣言”を掲げた。しかし、それではたして接客サービスはよくなったのか。筆者の率直な実感をいえば、専門店や百貨店で買物をしても、居酒屋チェーンヘいっても、接客応対がよくなったという印象は、まるでない。むしろ“顧客不満足”を感じることのほうが多い。