美容外科の世界も、技術の進歩にともない、手術に対する考え方や姿勢がずいぶんと変わってきています。最近メキシコのある美容外科医が、とっぴな手術を試みました。メスをつかわずにひたいのシワをとる方法です。このシワは、顔面神経の側頭枝という分枝がひたいの筋肉を収縮させ、まゆ毛をもちあげるためにできるものです。つまり、この神経が動かなければシワはできないのです。そこで、シワができはじめたら、側頭枝を電気的に働きにくくしてしまおうというのです。これは、いってみれば、神経麻痺。だからたしかにシフはできませんが、そのかわりまゆ毛を上にあげにくくなります。もちろん、大多数の医師はこの手術に批判的です。私も反対です。しかしいっぽうで、よろこんで手術を受ける患者さんもいるそうです。ほかにも、アメリカの美容外科学会で、乳ガンを全滅させる手術を提案した医師がいます。全米では、過去何十万人もの女性が乳ガンで死亡。これをゼロにしようというのです。乳ガンは、乳腺があるためになる病気です。