アップルもiPadで同じ印税率70%のプログラムを発表したし、バーンズ&ノーブルもプログラムを開始するが、こちらも似たような内容になるものと思われる。それでも宝くじ並みのサクセスストーリーが目立つようになれば、名の知れた作家が電子版を自分で出して儲けようと考えるのは自明の理だ。こちらもいくつかの例がニュースになり、既存の出版社を脅かす存在のように扱われているが、もう少し突っ込んだ事情を見てみよう。まずは、1989年に最初に刊行されて以来、世界中で37カ国語に翻訳され、これまで累計で2000万部が売れた、リーダーとはどうあるべきかを説いた人生哲学の本『7つの習慣ー成功には原則があった!』。著者のスティーブン・R・コヴィーは、ユタ州立大学で教鞭をとっているが、2009年12月に電子版の著作権を、サイモン&シュスターからロゼッタ(デジタルカタログを出すアマゾンの子会社)に移すと発表した。印税は50%以上だとされている。