海外ブランドにあるアドバンテージ

2010-12-17

ヨガやランニングが日本女性の支持を集めたのは、ただ「セレブ御用達」のスポーツだからではない。どちらにも共通するのは、運動神経を問わず、他人と競うスポーツではないという点だ。道具は必要なく、ヨガであればホームウェアやヨガマット(バスタオルでも代用できる)、ランニングはシューズさえ用意すれば気軽に始められる。ランニングにおいてタイムは重要な要素だが、それは他人との比較ではなく、自己実現の目安として存在している。スポーツに対して苦手意識を持つ女性にとって、ヨガとランニングはハードルが低いスポーツといえる。また、情報が氾濫し、集中する時間を持ちにくい現代にあって、体を動かしながら、自分を見つめ直すことのできるヨガやランニングには「集中できる楽しさ」「自己に埋没できる喜び」がある。こうした要素があいまって、ヨガやランニングは女性の生活に浸透しているのである。ヨガーランニングの愛好家に向けて、スポーツウェアメーカーは次々に魅力的なヨガウェアを発表している。市場をリードするのは、ナイキやアディダスといった海外ブランドだ。海外ブランドには、国内のスポーツブランドについてまわる「体育会系」「汗と根性」といった既成のイメージがない。このアドバンテージを生かし、両社は日本女性の好みの可愛らしいテイストかつ機能性の高いウェアで、ファンの圧倒的な支持を獲得している。